頂上熱戦

【頂上熱戦】「DVD/BD」(上)

2009/10/13 18:45

週刊BCN 2009年10月12日vol.1304掲載

 このコーナーでは、1号につき2社のIT・家電メーカーに“同じ内容の質問”を投げかけ、その回答を紹介する。(上)では「製品戦略」を、(下)では「販売戦略」を問う。

Question. 製品戦略は?

【共通質問事項】
(1)DVDのラインアップは? (2)BDのラインアップは? (3)生産体制は?



(左から)TDK「BRV25PWB10K」、日立マクセル「BR25VMPB.20S」

Answer.イメーション

(1)【DVD】TDK Life on Record(以下、TDK)ブランドで展開しているハードコート付きのDVD「超硬」シリーズの新製品を10月9日に発売した。「超硬」は、これまで高価格帯商品の位置づけだったが、今回の第5世代目を機にエントリーに位置づけた。品質は従来と同じだ。技術革新と量産効果により価格を下げた。また、イメーションブランドについては、2008年のDVD数量シェアNO.1(米調査会社調べ)や、録画ができなかった場合に現品交換する「安心保証」を掲げ、ブランド強化に力を入れている。TDKの記録メディア販売事業買収後、新生イメーションとしての体制が整い、DVDのフルモデルチェンジを行っている。

(2)【BD】今年年末のBD需要拡大に対応するために、BD-R、BD-REのスタンダードモデルをラインアップに加えた。従来から展開しているBDはブラックのパッケージだが、スタンダードモデルにはシルバーを採用した。このシルバーパッケージの投入を機に、1-2倍速でも十分だというニーズに対応し、BD-Rで初めて1~2倍速をラインアップに加えた。さらに、シルバーパッケージには20枚入りも揃えており、選択の幅を広げている。

(3)【生産体制】DVDは外部委託工場、BDは国内外のTDKの自社工場と外部委託工場での生産だ。外部委託の製品については、われわれが要求したスペック以上を満たしたものを販売している。品質は同じだ。そのほか、今後一気に拡大するBD需要に対応するため、複数のサプライヤーから供給を受ける体制も整えた。


小澤則孝 取締役コンシューマ商品営業本部本部長

Answer.日立マクセル

(1)【DVD】ディスク性能が優れていることに加え、レーベル面をユーザーが作成してきれいに残せるように、中心から内周部までの白さが均一な「ひろびろ超美白レーベル」も取り入れている。また、規格を間違えないようにDVD-Rはグリーン、DVD-RWはオレンジなど色分けしている。お客が店頭で一つの商品を見る時間は1秒といわれている。グリーンを探してもらえばDVD-Rがすぐに見つかる、というように、商品を好きになってもらうことが大事なポイントだ。今秋は、「地デジを録ろう!」シリーズの新製品として20枚入り、50枚入りを投入した。

(2)【BD】DVDからこだわっているデータの長期保存性に加え、BDではハードウェアとの互換性にもこだわっている。どのメーカーのレコーダー・プレーヤーにも対応できるように検証に力を入れている。そのほか、DVD同様、BD-Rはブルー、BD-REはレッド系と、パッケージの色で規格が分かるようにしているほか、「ひろびろ超美白レーベル」も採用している。今秋は、戦略モデルとして録画用5枚入り「新『PLAIN STYLE』」を投入する。1~4倍速BD-Rは発売済み、1~2倍速BD-REは10月25日発売だ。

(3)【生産体制】DVD-Rの生産は、当社の製造拠点・筑波工場から2年前にスーパーODM(Original Design Manufacturer)に移行した。製造ラインなどの設備、製法、材料、当社の技術者を送り込み、ノウハウをそのまま移転した。BDもODMを採用しているが、マクセル基準で製品を作っていることに変わりはない。

松岡建志 コンシューマ販売事業部事業部長
  • 1