NECディスプレイソリューションズ（丸山好一社長）は1月20日、業務用液晶ディスプレイの新商品として、フルHD対応の70型「MultiSync LCD-P701」を3月23日に、46型「MultiSync LCD-V461」を1月27日に発売すると発表した。

　「MultiSync LCD-P701」は、対角70型（1778mm）の大型液晶パネルを採用した大画面70型フルHD（1920×1080）対応液晶ディスプレイ。大型液晶でありながら縦置き/横置き兼用仕様で、表示するコンテンツに合わせて設置できる。また、パソコン信号用のDVI-DやミニD-SUB15ピン端子、ビデオ信号用のSビデオ端子のほか、HDMI入力、コンポーネント入力、最先端のDisplayPortも装備しており、さまざまな映像コンテンツの表示が可能。信頼性の高いBNC端子も採用し、業務用途に適した仕様となっている。

　RS-232Cを使ったマルチ接続によるリモートコントロールとともに、ネットワーク接続によるLANコントロールにも対応し、複数ディスプレイの集中管理も容易に実現する。さらに、2モード・2段階制御の冷却ファンを装備するほか、輝度を2段階で自動的に調整するAMBIENTモード、2画面表示を可能にするデュアルピクチャー機能を搭載している。

　「MultiSync LCD-V461」は、対角46型（1168mm）の液晶パネルを採用した46型フルHD対応液晶ディスプレイ。「MultiSync LCD-P701」と同様に、業務用途に適した豊富な入力端子を装備し、複数ディスプレイの集中管理も可能となっている。

　また、パネル負担を軽減する冷却ファンを装備。仮に使用条件や使用環境によって、製品内温度が使用条件温度を超えた場合、自動で冷却ファンが回り、製品内温度を使用条件温度内に保つ。さらに、「スケジューリング機能」によって、電源ON/OFFの自動管理が可能。2画面表示を可能にする「デュアルピクチャー機能」も搭載している。

　価格はいずれもオープン。同社では、「MultiSync LCD-P701」で年間500台、「MultiSync LCD-V461」で年間3000台の販売を目標にしている。