店頭流通
PCデポ、2010年度上期は増収増益、サービス比率増で利益を確保
2010/11/10 18:45
売上増は、PCの販売が伸びたため。昨年秋発売の新OS、Windows 7を搭載したPCが増えたことで、今年に入ってからPCユーザーが増えたという。また、アップルのiPadに代表されるスレートの販売も寄与した。さらに、「テレビやスマートフォンの取り扱いを強化した」(野島社長)と、ハード販売の好調ぶりをアピールした。
利益が伸びたのは、保守サービスのユーザーが増えていることによる。同社は、初期設定や復旧サポート、コールセンターなどをセットにしたプレミアムサービスを提供。このサービスには、緊急地震速報などの付加機能もあり、ブロードバンドやスマートフォンなどの加入者が利用しているという。このサービス提供が奏功し、サービスの売上比率は全体の17.8%。前年同期の15.3%から2.5ポイント増えることになった。
サービス強化に関しては、パソコンの無料診断、修理、パソコンやゲーム機の通信・ネットワークの設定などサポートを受け付ける直営の「パソコンクリニック」の運営を9月に開始している。
通期連結業績は、売上高482億円(前年度比7.7%増)、営業利益17億4000万円(同41.9%増)、経常利益17億5000万円(同34.0%増)、最終利益8億2000万円(同21.1%増)を見込む。
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