ピーシーデポコーポレーション(野島隆久社長)が11月10日に発表した2010年度(11年3月期)上期の連結決算は、売上高227億1100万円(前年同期比11.9%増)と増収、営業利益7億2600万円(同33.7%増)、経常利益7億6900万円(同32.1%増)、最終利益3億4300万円(同8.2%増)となった。家電量販店は激しい競争が続くが、「得意分野を生かした」(野島社長)と、専門店として他社との差異化を図ることで業績が伸びた格好だ。
売上増は、PCの販売が伸びたため。昨年秋発売の新OS、Windows 7を搭載したPCが増えたことで、今年に入ってからPCユーザーが増えたという。また、アップルのiPadに代表されるスレートの販売も寄与した。さらに、「テレビやスマートフォンの取り扱いを強化した」(野島社長)と、ハード販売の好調ぶりをアピールした。
利益が伸びたのは、保守サービスのユーザーが増えていることによる。同社は、初期設定や復旧サポート、コールセンターなどをセットにしたプレミアムサービスを提供。このサービスには、緊急地震速報などの付加機能もあり、ブロードバンドやスマートフォンなどの加入者が利用しているという。このサービス提供が奏功し、サービスの売上比率は全体の17.8%。前年同期の15.3%から2.5ポイント増えることになった。
サービス強化に関しては、パソコンの無料診断、修理、パソコンやゲーム機の通信・ネットワークの設定などサポートを受け付ける直営の「パソコンクリニック」の運営を9月に開始している。
通期連結業績は、売上高482億円(前年度比7.7%増)、営業利益17億4000万円(同41.9%増)、経常利益17億5000万円(同34.0%増)、最終利益8億2000万円(同21.1%増)を見込む。

野島隆久社長