気になるアイテムを徹底分析

<気になるアイテムを徹底分析>店舗スタッフに聞く売れ筋商品――オリジナルパソコン(1)

2015/07/23 16:51

週刊BCN 2015年07月20日vol.1588掲載

GALLERIA Lounge
光森基広 店長

10~20歳代がオンラインゲームで遊ぶためにパソコンを購入している
 コモディティ(日用品)化し、市場が成熟したといわれて久しいパソコン。2014年春は、Windows XPのサポート終了に伴って買い替え需要が盛り上がったが、その反動で、今春以降は厳しい状況が続く店舗も多い。とくに、ナショナルブランドを販売する家電量販店のなかでは、パソコンの販売には力を入れないところも出てきた。では、パソコンを中心にビジネスを手がけるパソコン専門店は、今、どのような状況なのか。

 自社ブランドのオリジナルパソコン「GALLERIA(ガレリア)」をメイン商材に据えるドスパラの店舗を運営するサードウェーブグループは、東京・秋葉原電気街にショールーム「GALLERIA Lounge」を今年2月にオープンした。ドスパラモバイル館の跡地でベルサール秋葉原やソフマップ秋葉原本館などが建ち並ぶ中央通りの交差点近くという人通りの多い場所だ。1階と地下1階の2フロア構成。このショールームでは、GALLERIAの魅力を最大限に引き出すための工夫が施されている。

GALLERIA Loungeではさまざまなデバイス使ってBTOパソコンを試すことができる

 1階は、GALLERIAをベースにゲーム体感型のフロアに仕上げている。光森基広店長は、「来店を促すよう、入口の1階で楽しい雰囲気を演出した」としている。これは、パソコンの購入以外で秋葉原電気街を訪れた層にGALLERIAを知ってもらうという狙いがある。実際、若いカップルや外国人観光客などが来店して、ゲームを楽しんでいる。

 地下1階では、GALLERIAのさまざまなデスクトップパソコンとノートパソコンが置いてあり、最新マシンを中心に、来店者は実機を体験しながら店内のスタッフからパソコン選びのアドバイスを得ることができる。

ショールームとしてゲームセンターのように楽しめる遊び心も

 店に訪れるのは、「10代から20代前半で学生が多い」という。その世代といえば、スマートフォンを頻繁に使うイメージが強く、パソコンのヘビーユーザーが多い世代とは決していえないだろう。ところが、「最近になってオンラインゲームで遊びたいからハイスペックのパソコンを購入したいというニーズが高まりつつある」とのことだ。根本的な理由は、「ゲーム専用機のコンテンツでは物足りないからではないか」と、光森店長は捉えている。

 確かに、プレイステーションの「4」や「3」、Wiiなど家庭用ゲーム機、プレイステーションVitaやニンテンドーDSなどモバイル型ゲーム機などで学生が楽しんでいる姿を見ることはある。このようなユーザーがオンラインゲームのほうがコンテンツの質が高いと判断して、そのコンテンツが遊べるパソコンを購入しようとしているのだ。
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