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SI部門出身の山口専務が5月に社長昇格 キーナン社長は代表権のない会長へ――日本IBM

2019/04/18 16:20

週刊BCN 2019年04月22日vol.1773掲載

 日本IBM(エリー・キーナン社長)は4月17日、現在グローバル・ビジネス・サービス(GBS)事業本部長を務める山口明夫取締役専務が、5月1日に社長に昇格する役員人事を発表した。

新社長に就任する山口明夫専務

 山口専務は1964年生まれの54歳。87年に大阪工業大学工学部を卒業後、新卒で同社に入社、金融機関向けのプロジェクトなどでSEを務める。2005年に米IBMで役員補佐を務めた後、07年に日本に戻り理事に就任。以降はシステム構築とコンサルティングを提供するGBS事業の要職を歴任し、14年に常務、16年に専務に就任。17年7月からは現職を務めるとともに、米IBMのパフォーマンスチーム(経営執行)メンバーにも加わっていた。

 山口専務の社長昇格に伴い、キーナン社長は代表権のない取締役会長に退く(米IBM北米担当ゼネラルマネージャーを兼務)。前社長のマーティン・イェッター会長は最高顧問に就任する(米IBMシニアバイスプレジデント、IBMヨーロッパ会長を兼務)。山口専務の後任となるGBS事業本部長には、現在同事業本部で金融・郵政グループを担当している加藤洋常務が就任する。(日高 彰)
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日本IBM=http://www.ibm.com/jp/ja/