NTTデータイントラマート(中山義人社長)は、ローコード開発ツール「BloomMaker(ブルームメーカー)」の高度化に力を入れている。同ツールは複雑な業務アプリケーションの操作画面や、数値をグラフ化するといった参照系の画面を、プログラミングの専門的な知識がなくても、GUIを操作することで作成できるもの。同社ではBloomMakerの機能拡充を進めるとともに、同ツールを使いこなせる人材の育成に役立つ研修サービスや認定資格の整備にも積極的に取り組む。

大西直樹 執行役員 セールス&マーケティング本部本部長

 ローコード開発ツールは、さまざまなソフト開発ベンダーがこぞって開発しているが、BloomMakerは、強力なワークフロー機能を持つintra-mart基盤上で動作する点が、他社ツールとの最も大きな差異化要素となる。大西直樹・執行役員セールス&マーケティング本部本部長は、「本格的なワークフローと組み合わせて使うタイプは当社が唯一」と話す。
 
小泉忠嗣 執行役員 開発本部本部長

 これまでは、帳票類やウェブ画面の申請フォームなどをブラウザー上で簡単に作成できるローコード開発ツール「FormaDesigner」をメインに据えていたが、「機能的に十分ではない」(小泉忠嗣・執行役員開発本部本部長)との判断から、昨年8月にBloomMakerを新規に投入。業務ロジック部分のローコード開発を担う「LogicDesigner」と組み合わせて使う方式を加えた(図参照)。
 

 フロントエンドの画面作成と、バックエンドのロジック部分を分けたことで、例えばLogicDesignerとRPA(ロボティックプロセスオートメーション)、SalesforceやMicrosoft 365などのクラウドサービスをAPIで連携させつつ、ユーザー企業の業務に応じた独自のカスタムアプリケーションをBloomMakerでつくるといった組み合わせが可能になった。

 NTTデータイントラマートでは、「BloomMakerやLogicDesignerに精通した人材を増やしていく」(大西執行役員)方針で、同ツールの研修サービスや認定資格を新設することも検討している。ユーザー企業にintra-martを納入したSIerが、ユーザーの要望に応じてintra-martのシステム共通基盤上で動作するカスタムアプリを開発するケースは少なくないが、BloomMakerなどと併せて活用することで、複雑なカスタムアプリをより高速に開発しやすくなる。(安藤章司)