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【IT業界に必要な人材やあるべき姿とは・2】フリーソフトの在り方

2022/06/27 10:00

 多種多様な機能を持つソフトウェアが多く公開されており、公開方法として「有料ソフトウェア」と「無料ソフトウェア」に分けることができる。有料ソフトウェアは、お金を支払ってソフトウェア購入もしくは開発するものであり、一般的な物販と同じ。無料ソフトウェアは「フリーソフト」とも呼ばれ、購入時や購入後に費用の支払いが不要のもの。サンプルやお試しソフトの場合もあるが、最近では有料ソフトウェアと機能が大差なく、十分な機能が充実しているものが多い。利用者にとっては、無料でソフトウェアが利用でき非常に喜ばしいが、ソフトウェアを開発したITエンジニアにとっては金銭面で苦しい立場となる公開方法といえる。フリーソフトを開発しているITエンジニアは、小規模グループや個人などの限られた経営資源で活躍している場合が多く、有料ソフトウェアとして品質保証の問題からフリーソフトとして公開する以外の選択が難しいケースも存在する。
 
有料・無料ソフトウェア料金支払いイメージ

 フリーソフトは無料であるため、ビジネスや個人利用ともに幅広く活用されており、認知度を上げるには非常に有効な公開手段である。しかし、フリーソフトの認知度が上がることにより、ソフトウェアは無料もしくは安価なものであるという認識が根付いている部分がある。そのため、認知度はあるが市場規模を大きくすることができず、ITエンジニアによる給与水準の向上にも限界がある。IT業界においてITエンジニア人材の充実が課題であるが、フリーソフトの認知度が高いがゆえに若者がITエンジニアを目指したいと思いにくい状況にあるともいえる。

 認知度の向上は大切であるため、業界全体として、フリーソフトという形態を維持しつつも、フリーソフトの開発者に対しても正当な対価が支払われるように取り組む必要がある。そこで、取り組みの一つとして「寄付」という対価の支払い方法について紹介する。

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