前回はサッカー業界における新サービス「PLAYMAKER」の概要を紹介したが、今回はサービス立ち上げの過程で検討した理念と事業ドメインの整合性についてみていきたい。

 PLAYMAKERが誕生したきっかけは、創業者の三橋亮太氏が自らのプロサッカー選手としての経験から、選手とクラブのコミュニケーションを手助けしたいと発想したことである。選手とクラブにおけるコミュニケーションの支援は業界の課題解決のためには必要なことであるが、三橋氏の理念はコミュニケーションの支援にとどまらない。三橋氏の当初の想いは、選手が長くプレーできる環境を提供したいというところにあった。そのためには、普段の練習や体づくりなど、さまざまな検討要素がある。

 さらに、プロ選手が良い環境でプレーするためにはセカンドキャリアの充実や、選手だけではなくクラブやサポーターなども影響する。それは、サッカーだけではなくスポーツ全般にいえることである。三橋氏の理念はスポーツ全体にまで広がっていたが、理念を語りすぎると当時のPLAYMAKERのサービス内容がぼやけてしまうという悩みがあった。そこで、三橋氏の想いとPLAYMAKERの事業ドメインを整理し、整合性を確認した。