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【サステナブル社会に向けたデジタルに期待される核心・2】将来に向けて考えるべきインフィニティ・サイクル

2022/08/15 11:00

 環境配慮というと、少し前までリサイクルなどの頭文字をとった「3R」であったが、近年、リペア(長く使う)など、「18R」とエッジを効かせた表現も目にする。産業革命から続く大量生産時代から物が溢れる飽和時代になり、将来、世界の人口増大が進む中で、過去同様の思想では地球を破壊してしまうため、資源を循環させることがサステナブル社会において重要となる。そして、新たな時代を築くための一つの手段が「サーキュラーエコノミー」だ。マッカーサー財団の「バタフライ・ダイヤグラム」を用いて整理すると、3点(資源の流量削減、両方の翼で資源を循環、最終的に廃棄物削減)が目標となる。
 

サーキュラーエコノミーの社会潮流と未来の兆し

 産業廃棄物に比べ法規制が緩い一般廃棄物に着目すると、環境省の調べでは日本のリサイクル率は19.9%で25位(2018年度)。一方、上位3位はドイツ67.3%、スロベニア58.9%、オーストリア57.7%(Eurostat調べ)である。

 日本が低い理由は、日本とEUで計算方法が異なることもあるが、「ごみ焼却の考え方」の違いである。海に囲まれ森林が多い日本は、埋立て場所が少ないため焼却する廃棄文化が根付いた。世界の焼却処理率を比較すると、OECDの調べでは日本が79.0%という(2018年)。また、焼却すると、環境面で悪臭・CO2排出や焼却残渣の問題が発生し、経済面で設備導入・運用に莫大な資金が必要になるため、焼却せず循環できることが理想である。

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