Special Feature

上期注目ニュースを紹介 新たな事業で市場を切り開く

2025/07/03 09:00

週刊BCN 2025年06月30日vol.2065掲載

 2025年上期も国内IT市場は堅調に推移し、ベンダー各社は安定した環境下で事業基盤を盤石にしつつある。一方で、安定した環境に満足せず、さらなる成長機会を求め、新たなビジネスで市場を切り開く動きも広がっている。週刊BCN編集部が注目するニュースを通じて、挑戦の一例を紹介する。
 

KDDI
PCと通信の一体提供サービスを開始

KDDI
那谷雅敏 常務

 KDDIは1月21日、PCにeSIMを搭載し通信機能とセットで提供する法人向け新サービス「ConnectIN(コネクティン)」を開始した。スマートフォンでのeSIM普及やエッジAI活用の進展を背景に、PCでも常時接続のニーズが高まっていると分析。ConnectINではメーカー側が製品に通信機能を内蔵する際に必要となる回線の手配や運用をKDDIが担い、企業は初期投資を抑えて通信内蔵PCを導入可能となる。KDDIはレベニューシュアによって収益を確保する。ユーザーは通信費の月額課金から解放され、端末購入時に一括で経費計上できる。コネクティンにより、eSIM搭載PCのシェア8割を獲得したい考え。執行役員の那谷雅敏・常務は「コネクティンの事業売り上げで早期に100億円を目指す」とし、将来的にはPCだけでなく、監視カメラや信号機など多様な製品に通信サービスが標準搭載される世界を目指す。
1月27日・2045号

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