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<セキュリティソリューション特集>内部統制は、もはや大企業だけの課題ではない(下)

2008/04/28 19:56

週刊BCN 2008年04月28日vol.1233掲載

アルプス システム インテグレーション
4年連続マーケットシェア・ナンバーワン
420万ユーザーの声が、本当に信頼されるソリューションを創造

市場から支持されている「InterSafe」の優位性とは

 昨今、Webフィルタリングが注目を集めている。このことは、携帯電話事業者がフィルタリングサービスを実際に導入・運用し始めていることでもわかる。また、セキュリティや内部統制という観点からも、Webフィルタリングは注目されている。これまでセキュリティといえば、ウイルス対策やファイアウォールなどが主で、Webフィルタリングは業務生産性、効率の向上を行うソリューションとして知られてきた。しかし、インターネットがインフラとして定着した現在、掲示板やWebメールなどWeb経由での情報漏えい事故が増えてきたことに加え、スパイウェアやウイルスがWeb経由でも感染するようになったことから、利便性を損なわず、安全にインターネットを活用したいというユーザーが増加し、その結果Webフィルタリングが活用されるようになった。

 アルプス システム インテグレーション(ALSI)は、フィルタリング事業を1996年に日本で初めて開始して以来、トップベンダーとしてWebフィルタリングのノウハウを蓄積してきた。なかでも、Webフィルタリングに何よりも求められるのが、URLデータベースの精度だ。URLデータベースがWebフィルタリングの肝であり、この精度が悪ければ、セキュリティ対策や情報漏えい対策も十分な効果が得られない。「InterSafe」が採用しているURLデータベースは、76超のカテゴリに細分化され、ユーザーの要求に応じたフィルタリングを実現する。こうしたノウハウを活用し、ALSIの戦略子会社であるネットスターが持つ中国と日本のリサーチセンターと連携して中国語データベース「InterSafe China Option」を昨年末から提供しているが、中国現地法人などにおいて、情報漏えいを課題とする企業に好評を得ている。

 「420万ユーザーの声に真摯に応えてきました。“出会い系”“違法と思われる行為”や“不正コード配布”などのカテゴリを業界に先駆けて作ってきたのも、お客様の声に応えた結果です」と、セキュリティソリューション部の杉本浩信部長は語る。

 事実、「InterSafe」は市場からも高い支持を得て、調査会社各社の統計でもトップシェアを獲得している。富士キメラ総研の「2007 パッケージソリューション・マーケティング便覧」やミック経済研究所が発行した「情報セキュリティソリューション市場の現状と将来展望 2007」においても4年連続トップシェアという実績だ。全ての携帯電話事業者が採用するURLデータベースは、「InterSafe」のデータベースが基準となっている。データベースの精度と実績が、あらゆる方面から高い信頼を獲得している証拠といえるだろう。

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社内外を問わずセキュリティを強固に

 同社の新ソリューション「InterSafe CATS」は、社内外を問わずWebフィルタリングを実現したうえ、P2Pソフトウェアやウイルスなどの起動を制限するというもの。ALSIが用意している管理サーバーを通してポリシーの配信や設定を行うため、自社の管理サーバーを設置する必要がなく、管理・運用コストを低減することができる。さらに、エージェントのログを取得して確認する機能も付加され、より広範なニーズに応えている。

 08年5月14日から16日の期間、東京ビッグサイトで開催の「第5回 情報セキュリティEXPO」では、「InterSafe Ver6.0」や「InterSafe CATS」「DocumentSecurity」など、同社ソリューションが揃って展示される。それぞれのソリューションの先進性・利便性を体感できるようになっているのだ。


アルプス システム インテグレーション=http://www.alsi.co.jp/

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