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<セキュリティソリューション特集>内部統制は、もはや大企業だけの課題ではない(下)

2008/04/28 19:56

週刊BCN 2008年04月28日vol.1233掲載

Sky
「導入したけど使いこなせない」という反省から
情報セキュリティツールは「機能」から「使いやすさ」で選ぶ時代に

導入・運用コストや操作性に注目

 Skyの提供している「SKYSEA Client View」への注目が高まっている。「SKYSEA Client View」は、「使いやすさ」を訴求した情報セキュリティツールで、新規市場の創出に成功しているのである。

 情報セキュリティツールは、2005年に完全施行された「個人情報保護法」を契機に、特に前年の04年度は多くの企業に一気にかけこみ導入された。08年度は情報セキュリティツールの導入から4年が経過しており、「導入時の管理者が部署を移ってしまい、使いこなせていない」という企業も多いようだ。せっかく導入していても、そのツールを「活用できる社員」がいない状態となっている企業も少なくない。情報セキュリティツールは、導入コスト・運用コストが重視される傾向が強い。最近では、さらに操作性の高いソリューションを求める企業が増えている。導入したものの「使えていない」企業が増えてきていることの裏返しなのかもしれない。

パートナーからも熱い期待

 「SKYSEA Client View」が注目されている要因は、市場ニーズに適切な提案ができるセキュリティツールだからだ。「SKYSEA Client View」のファーストバージョンが提供されたのは06年12月。それから1年が過ぎた。後発ではあるものの、数多くのパートナーが同社の製品を扱い、拡販している。

 Skyは今年4月、日本各地で新商品発表会を行っている。そこに約700人ものパートナーが集まったとのことだ。パートナー企業の「SKYSEA Client View」への期待も大きく、かなりの手応えを感じているようだ。

 情報セキュリティツールは、いわゆる定番商品はあるものの、新しい切り口を示したと言える商材はあまり提供されてこなかった市場だ。そういった市場に対してパートナー企業の閉そく感は否めない。全く新しい「使いやすさ」が切り口の情報セキュリティツールである「SKYSEA Client View」は、パートナーからも受け入れられた。

ユーザーに応える開発力の高さ

 Skyがパッケージソフトウェアを提供するのは「SKYSEA Client View」が初めてではない。実は、ICT活用教育支援ソフトウェアとして「SKYMENU Pro」というツールを提供している。すでに10年以上の実績があり、国内の文教市場では事実上の業界標準として知られている。そのなかで多くのノウハウを蓄積し、パートナーとの良好な関係を築いてきた。その信頼感が「SKYSEA Client View」の販売にもよい影響をおよぼしている。

 さらに「SKYSEA Client View」は、ユーザーの視点に立ったさまざまな機能・サービスが提供されている。今年4月現在「SKYSEA Client View Ver.3」が提供されているのは、市場ニーズにすばやく応えてきた結果といえる。

 これだけ早い対応を実現しているのは、開発力とサポート力の高さがあるためだ。Skyはサポートチームが開発部内にあり、ユーザーの声が直接開発部にフィードバックされる。このことも、素早い対応を実現する一因になっている。同社は、カーエレクトロニクス機器、モバイル機器、デジタル複合機やデジタルカメラなどの各種ソフトウェア開発や評価などを行っており、ソフトウェア開発や評価について高い技術を有する企業として知られている。「SKYSEA Client View」に対してもソフトウェア開発や評価に多くの人員を常時投入しており、市場ニーズにいち早く応える体制を整えているのだ。導入後も機能強化が行なわれ、安心して使い続けることができるツールといえよう。情報セキュリティツールが機能で選ばれる時代は、終焉を迎えつつある。これからは、Skyが提案しているように誰もが使える情報セキュリティツールが求められることだろう。


Sky=http://www.skygroup.jp/

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