Special Issue

<セキュリティソリューション特集>人手では難しいセキュリティ管理 解決はソリューション導入で

2011/04/28 19:56

週刊BCN 2011年04月25日vol.1380掲載

NRIセキュアテクノロジーズ
送信者本人に“気づき”与える
クライアントベースの誤送信防止製品

 ついうっかり、重要な情報を誤った宛先に送ってしまった──。このような不注意による情報流出は後を絶たない。誤送信の問題には、どの企業も頭を悩ませている。ゲートウェイ型の誤送信防止製品を導入しても、万全な対策とは言い難いからだ。ゲートウェイ型は、上司が送信メールを確認して、承認することで誤送信を防ぐ方法をとる製品が多い。だが、その上司にとっては、部下一人ひとりの送信メールが誤送信かどうかを判断することは難しい。

 誤送信防止を本当に実現したいならば送信者本人に“気づき”を与えるしかない。それを実現したのが「SecureCube/Mail Adviser」だ。NRIセキュアテクノロジーズ ソリューション事業部の船越洋明氏は、「クライアントベースの電子メール誤送信対策で、徹底的な視認性にこだわりました」と説明する。「Mail Adviser」は送信前のワンクッションとして、大きくて見やすい文字サイズのポップアップ画面を表示。送信者に注意喚起を促す。送信者は画面にある「宛先タブ」「添付ファイルタブ」「本文タブ」の三つを、順を追って開き「!」の警告アイコンのついている項目をチェックし、クリックしていくだけでうっかりミスを防止できる。

 「宛先タブ」は、ドメインと組織名を登録すれば、ドメインごとにグルーピングを行い表示することができる。そのため、ToやCcなどではなく、宛先の会社名を、漢字やカタカナなどで確認ができるため、どこにメールを送ろうとしているか、すぐに把握することができる。

 「添付ファイルタブ」は、一つのメールに複数のファイルを添付した場合、縦に一覧で表示する。あらかじめ設定した検知キーワードを含むファイル名は赤くハイライトされる。また「本文タブ」でも件名と本文で検知キーワードを洗い出し、大きな赤文字で表示するため、重要情報が含まれているか否かは一目瞭然だ。これらのすべてをチェックし終わった後でなければ、送信できない。「送信者に確実に確認させる仕組み」は、ユーザー企業から好評を得ている。

 メールソフトの設定変更作業は一切不要で、PCへのインストールは簡単。Microsoft Office Outlook等の国内の主要なメールソフトで動作確認済みでExchange Server環境(MAPI接続)もサポート。英語、中国語での利用も可能である。

 「Mail Adviser」はグローバルで気軽に誤送信対策を実現できる、唯一無二の製品なのだ。


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http://www.nri-secure.co.jp/MA/


NRIセキュアテクノロジーズ=http://www.nri-secure.co.jp/

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