JBCCは、デジタルサイネージ事業を柱の一つに据えようとしている。2014年1月、新組織として「デジタル・コンテンツセンター」を設置し、デジタルコンテンツを使った新しいビジネスの創造を進めている。デジタルサイネージシステムをクラウドで提供し、ユーザー企業がコンテンツを社内外へ自由に配信することができる「プライベートメディア」を実現するための仕組みづくりに力を注ぐ。

 

マーケティング クラウド事業部
デジタル・コンテンツセンター担当
本部長
小原鉄仁氏
 JBCCは、クラウド事業を伸ばそうとしており、売上高は2014年度(2015年3月期) に50億円、2016年度に150億円を目指している。クラウド事業の強化にあたって、サービスの提供拡大に積極的に乗り出しているのがデジタルサイネージだ。2013年7月、グループ会社のリード・レックスが開発したクラウド型のデジタルサイネージシステム「mot!VISION」の提供を開始した。このクラウドサービスによって、全国で店舗を構える小売業を中心にすでに多くの大型案件を獲得した。さらに、デジタルコンテンツをベースとするビジネスの拡大を図ることを目的に、今年1月に新組織として「デジタル・コンテンツセンター」を設置した。マーケティング クラウド事業部デジタル・コンテンツセンター担当本部長の小原鉄仁氏は、「クラウドで安心・確実・自在にコンテンツ配信システムを導入でき、お客様自らが運用できる『プライベートメディア』の実現を訴えてビジネスを拡大する」としている。

 「mot!VISION」は、SoftLayerやAmazon Web Servicesを活用し、スモールスタートで導入しやすい安全・安心なクラウドサービスとして知名度が高まりつつある。デジタル・コンテンツセンターのグループリーダーを務める長坂秀樹氏は、「『旧来のデジタルサイネージは運用コストが高い』というお客様のご意見が多く、トライアルで導入して、全店舗で採用するという傾向が高い」という。「mot!VISION」は、クラウドサービスとシステムインテグレーションにより、ユーザー企業の要望に応えていくサービスだ。

マーケティング クラウド事業部
デジタル・コンテンツセンター
グループリーダー
長坂秀樹氏
 さらにサービスを利用しやすくするために、「今後は専用の什器とクラウドサービスを組み合わせたパッケージの提供を予定しているほか、スマートデバイスや電子POPなど要望の高いソリューションの連携を模索していく」と、小原氏は語る。デジタルサイネージをベースに、JBCCは新規顧客の開拓やパートナー企業との協業を強化していく。