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<Windows Server 2003 EOS特集>アイ・オー・データ機器 サーバーOSの入れ替えに最適なLAN DISK Z 三つの安心でユーザー企業のビジネスを支援

2014/09/25 19:55

週刊BCN 2014年09月22日vol.1547掲載

 アイ・オー・データ機器(I・Oデータ)は、「Windows Server 2003」のサポート終了に伴うサーバーの入れ替えに、ファイルサーバー機能に特化したNAS「LAN DISK Z」を提案している。ハードウェア、ソフトウェア、サービスで「三つの安心」を提供し、ユーザー企業のビジネスを支援。実際に、企業の規模を問わず、ファイルサーバーのリプレースやバックアップ用途などで導入が進み、法人向けNAS事業は着実に成長。今年度(2015年6月期)の売り上げは、前年度比25%増を見込んでいる。

Windows Storage Server 2012 R2を搭載した「HDL-Z6WLC2シリーズ」

Windows Storage Server 2012 R2を搭載

 I・Oデータの「LAN DISK Z」は、6ドライブを搭載できる「HDL-Z6WLC2シリーズ」、4ドライブの「HDL-Z4WMC2シリーズ」、2ドライブの「HDL-Z2WMC2シリーズ」、ラックマウントの「HDL-Z4WLCR2シリーズ」の4種類。どのモデルも最新OSのWindows Storage Server 2012 R2を採用し、最小構成で税別11万8000円からとリーズナブルな価格帯に設定している。

 事業戦略部NAS広報担当の濱一郎氏は、「お求めやすい価格で、ハードウェア、ソフトウェア、サービスの『三つの安心』を提供し、ユーザー企業のビジネスを支援する」と強調する。ハードウェアは、高い信頼性をもつウェスタン・デジタル(WD)製のNAS専用ハードディスク「WD Red」を採用し、そのハードディスクを含む3年保証を提供。濱氏は、「NAS本体として3年保証をうたっていても、消耗品の内蔵ハードディスクに関しては1年保証というメーカーがほとんど」と、LAN DISK Zの優位性をアピールする。

 ソフトウェアは、NASの状態をクラウド上で管理するサービス「NarSuS」を独自に開発して提供。I・Oデータがユーザー企業に代わってNASを見守り、トラブル発生時だけでなく、NASの最新状態についても定期的にメールで通知する。「誰でも簡単に管理できるということで好評を得ている」(濱氏)という。

 サービスは、有償で「アイオー・セーフティ・サービス(ISS)」を提供。オンサイト保守のISSでは、ユーザー企業からNASの状況を聞いて不具合と判断した際、交換部品や代用品をすばやく届けるほか、サービス担当者が現場に駆けつけて保守作業を行う。さらに、保守期間は最大5年まで延長できるなど、「ユーザー企業が安心して使える環境を整えた」(濱氏)という。


ファイル共有やバックアップ用途で提案

 現在、I・Oデータは、ユーザー企業にLAN DISK Zをファイルサーバーとして使うよう提案している。社内でファイルの共有に活用しているファイルサーバー機能は、サーバーの担う機能のなかでも、とくにCPUやメモリのリソースを消費する。ファイルサーバーとしてNASを導入すれば、サーバーの負荷を軽減でき、しかも、サーバーとファイル共有用NASを分離して運用することで、万が一、サーバーに障害が発生したときの被害を最小限にとどめることができる。

 さらに、LAN DISK Zならアクセスするユーザーや端末ごとに発生するCAL(クライアント・アクセス・ライセンス)が不要。Windows Server搭載サーバーをファイルサーバーとしてもう1台購入するよりも、低コストで導入することができる。

 こうしたメリットによって、今、LAN DISK Zの導入企業は増加している。濱氏は、「大手企業が部門単位で導入しているほか、SMB(中堅・中小企業)でも導入が増えている」と説明する。最近は、ウェブサーバーやファイルサーバーでクラウドサービスを活用するユーザー企業が増えつつある。「ウェブサーバーをクラウド化していれば、NASと連携できる。ファイルサーバーをクラウド化して従量課金で運用するのと比較すると、LAN DISK Zを導入したほうが、はるかにコストを軽減できる」と、濱氏は訴える。

 もちろん、NAS本来の役割であるバックアップ用途でもLAN DISK Zを導入するユーザー企業は増えている。Windows Server 2003のサポート終了に伴って、サーバーのリプレースを検討しているユーザー企業が増えるなかで、濱氏は「販売パートナーとともに、需要を掘り起こしていきたい」と、パートナービジネスにも積極的だ。I・Oデータは、新規顧客の開拓を図ることで、今年度の法人向けNAS事業の売上目標、前年度比25%増の達成に動いている。
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外部リンク

アイ・オー・データ機器=http://www.iodata.jp/