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<プリンタ特集>飽和するレーザープリンタ市場を切り開く付加価値戦略とは? 業界・業種固有のニーズに対応し、新たな需要の創出を目指す

2016/01/28 15:49

週刊BCN 2016年01月25日vol.1613掲載

 かつては出荷台数100万を誇った日本国内のレーザープリンタ/MFP(複合機)市場だが、法人向けは飽和状態となっており、ここ数年は100万台を大きく下回る状況になっている。そんななかで今、メーカー各社が注力しているのが、プリンタ・複合機の付加価値戦略だ。きょう体のコンパクト化やメンテナンス性の向上、業界・業種でのニーズに応じた製品やサービスの提案、独自のソリューションの提供によって、既存のプリンタ・複合機のリプレースだけでなく、新たな需要の創出を目指している。

 それを達成するためには、販売パートナーとの協業体制をどうつくり出していくかがプリンタ・複合機メーカーには求められている。ユーザー獲得には、事務機ディーラーやITディーラーと協業し、限られた人員で効率的な拡販を行いながら、いかに市場のニーズを取り入れた製品を提案していけるかが、問われることになる。

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