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JBCN上海/佳报(上海)信息技术有限公司 月額4000元で導入できる販売管理システム

2016/09/28 19:55

週刊BCN 2016年09月19日vol.1645掲載

 JBCN上海が提供する「SMART Fast」は、5ユーザーまで月額4000元で利用できる販売管理システムだ。月額利用サービスのため、ユーザーは自社でハードウェアなどの設備や運用・保守の人的なリソースを抱える必要がなく、導入コストの低さと運用の手軽さが魅力だ。人件費が上昇し続ける中国で、いかに業務効率を高め、日々の販売管理を実現するか。JBCN上海の森浩二総経理に話を聞いた。

森浩二
総経理
 JBCN上海のSMART Fastは見積・受注・仕入・発注・売上・在庫に関するあらゆる管理が可能なシステム。日本語と中国語のマルチリンガル、かつ複数通貨や複数の税種に対応する。中国は省や市で優遇政策の一環で税率が異なるケースが多く、複数拠点を構える日系企業にも適している。

 また、ブラウザで利用するため、出張先でもウェブ環境さえあればいつでもどこでも確認することができる。システム運用はすべてJBCN上海が代行することでユーザーの初期導入や運用にかかる費用負担が大きく軽減できるのも特徴だ。価格も、同時アクセスが最大5ユーザーで月額4000元からと非常にリーズナブルである。

 中国に点在する拠点ごとにそれぞれエクセルで販売管理を行っている場合、同じ取扱品目であっても品番が統一されておらず、中国全体の状況を把握するうえで障害となることも多い。SMART Fastは、製品・中間品・部品・材料からサプライヤーや取引先など販売に関連するマスタが管理でき、全拠点のマスタを統一することで業務の平準化が図れ、グループ全体でガバナンスを高め、不正対策の一環にもなる。

 また、業務の効率化を図るうえで販売管理と財務システムの連携は管理工数を大きく低減する手段だ。実際、中国では用友と金蝶を財務システムとして導入する日系企業が多いが、「中国の会計基準に沿った財務諸表は用友や金蝶でなければ対応できないわけではない」と森総経理は話す。JBCN上海の「SMART 財務会計」は中国の会計基準に沿った財務システムとして中国でも40社の日系企業が利用する。SMART Fastをはじめとする販売管理システムと連携することで、それぞれのシステムで同じ内容を二重で入力する作業の削減を実現する。
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