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アークン 米社製ソフトを日本語化ウイルス対策市場に参入 年内にはクライアント向けも

2004/07/19 21:03

週刊BCN 2004年07月19日vol.1048掲載

 セキュリティソフト開発・販売のアークン(渡部章代表取締役=写真)は、企業向けウイルス対策ソフト市場に参入した。第1弾としてゲートウェイ型のウイルス対策ソフト「バイタルセキュリティ」を7月15日に発売した。未知・既知のウイルス対策をブロックする機能に加え、スパム対策やURLフィルタリングなどの機能も追加でき、複数の機能を1つの管理コンソールで一元管理できるため、管理コストを削減できるのが特徴だ。

 「バイタルセキュリティ」の開発元は、米フィンジャンソフトウェア(カリフォルニア州)。イスラエルに研究・開発拠点を持つセキュリティソフトベンダーで、約50社の販売パートナーを通じ、これまでワールドワイドで約2500社に導入した実績を持つという。このほど、アークンが日本語化などのローカライズを行い、日本市場の総販売元として初めて日本国内で販売開始した。販売は、直接販売とパートナーを通じた間接販売で行っていく考えで、新たにバイタルセキュリティ専門のパートナーを10社程度募る。

 「バイタルセキュリティ」は、ゲートウェイに設置するタイプのウイルス対策製品で、ウイルス対策機能に加え、コンテンツフィルタリング、URLフィルタリング、スパム対策などの機能も提供する統合セキュリティソフト。機能ごとに複数のサーバーを置く必要がないため管理コストを削減できるとともに、複数の機能を1つのサーバーにインストールしても、通信速度などのパフォーマンスを維持できるという。

 また、「複数の機能を1つの管理コンソールで一元管理できるため、システム管理者の負担を軽減できる」(渡部代表取締役)のも特徴だ。価格は、ウイルス対策やコンテンツセキュリティなどの機能を包含したスイート製品で68万円(101ユーザーの場合)。発売後1年間で1億円、2年目には3億円の売り上げを見込んでいる。

 アークンでは、ゲートウェイ型のウイルス対策ソフトに加え、クライアントパソコン版も年内に投入する計画。クライアントパソコンもゲートウェイ型製品の管理コンソールから一元管理できる機能を付加した形で提供していく予定だ。渡部代表取締役は、「ゲートウェイモデルを投入すれば、当然クライアントモデルにもニーズが出てくる。現状で発売できないこともないが、管理機能を強化し利便性を高めた上で、年内にもリリースする」としている。
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