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クオリティ 2次代理店向けの新プログラム開始 情報提供などのサポートを提供

2004/10/04 21:11

週刊BCN 2004年10月04日vol.1058掲載

 IT資産管理ソフト開発・販売のクオリティ(浦聖治代表取締役<b>=写真</b>)は、新たなパートナー区分を新設し、10月から運用開始した。これまで1次代理店向けに2つのパートナープログラムを運用していたが、今回2次代理店向けに初めてパートナープログラムを設定した。新たにスタートした「オーソライズドセールスパートナー(SP)」プログラムは、、、

 IT資産管理ソフト開発・販売のクオリティ(浦聖治代表取締役=写真)は、新たなパートナー区分を新設し、10月から運用開始した。これまで1次代理店向けに2つのパートナープログラムを運用していたが、今回2次代理店向けに初めてパートナープログラムを設定した。新たにスタートした「オーソライズドセールスパートナー(SP)」プログラムは、1次店向けの2つのパートナープログラムに比べ、参加条件を緩く設定したパートナー制度。新プログラムを用意したことで、これまで手薄だった2次代理店への販売サポートを積極化させ、2次代理店網の拡充を推進していく。

 クオリティは、現在パートナープログラムとして、システムインテグレータとディストリビュータ向けに、2つのパートナープログラムを設定し運用している。現在のパートナーは、大手ITベンダーを中心に、大塚商会やキヤノン販売、富士通サポート&サービス(Fsas)など合計26社。このパートナー企業に、共同マーケティングや製品・技術情報などを提供し、販売支援を行っている。だが、この26社の下に位置する2次代理店向けのパートナープログラムはこれまでなく、2次代理店の販売支援は、1次代理店経由で提供されるだけで、クオリティからの2次代理店企業へのサポートは手薄だった。

 今回設定したSPは、この状況を打開するために、2次代理店向けに提供するパートナープログラムとした。既存のパートナープログラムよりも、クオリティ製品の販売目標数値などの参加条件を低く設定した。具体的な支援策として、技術・製品情報を直接提供するとともに、テレビ会議システムなどを用いたセミナーを全国で開催していく。

 クオリティの主力製品であるIT資産管理ソフト「QND Plus/QAW」は、これまで首都圏の大企業ユーザーが中心だった。だが、最近の社会環境から、「300人以下の中堅・中小企業や地方の顧客まで層が広がってきた」(浦代表取締役)状況にある。

 浦代表取締役は、「1次代理店を増やすつもりはないが、中小企業や地方の顧客を増やすためには、販売パートナー網の拡充は重要であり、2次代理店の強化が必要だと判断した。1次代理店と当社の双方からサポートすることで、2次代理店の販売がさらに活発になるように促していく」と、その狙いを話す。「QND Plus/QAW」の導入実績は、これまで1880社、約170万ライセンス。同社の昨年度(2004年9月期)の売上高は、前年度比40%増の約23億円。
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