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インフォベック 短期導入ブランドを立ち上げ 会計コンバージェンスも検討

2009/02/16 21:26

週刊BCN 2009年02月16日vol.1272掲載

 インフォベック(小林晃社長)は2月5日、都内で開催したパートナー会で、主力ERP(統合基幹業務システム)「GRANDIT」をこれまで以上に短期導入できるソリューションブランド「GRANDIT Symphony」を立ち上げることを発表した。また、「GRANDIT Ver2.0」となるメジャーバージョンアップの計画も公表。「よほどの革新がないと受け入れられない」(山口俊昌・取締役)と、国際会計基準(IFRS)へのコンバージェンスに向けた機能追加などを検討する。

 「GRANDIT」は今年度(2009年3月期)の導入社数が前年度に比べ倍増する見通し。調査会社ノークリサーチによると、年商100~300億円の領域では上位5位以内に入った。「マイクロソフトの最新技術にすべて対応し、アドオン開発の自由度を高めて3~9か月で導入できるようにする」と、時期は未定ながら新ブランドでさらなる販売伸長を目指す。さらに、「パートナーと協力して試行的にSaaSを始めたい」と、新たなステージへ向かうサービス提供も模索すると述べた。(谷畑良胤)
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