IT調査会社のノークリサーチ(ノーク、伊嶋謙二社長)は10月20日、国内中堅・中小企業(SMB)市場の給与管理アプリケーションの利用実態調査結果を発表した。

 調査によると、給与管理システムをパッケージで構築しているユーザー企業が全体の86.2%を占めている状況がわかった。販売管理など他のアプリケーションに比べてパッケージの比率は高く、「(給与管理は)定型処理が多く特有の要件が少ないため、早期にパッケージが進んでいる」(ノーク)。そのほか、独自開発システムが12.7%、ASP/SaaS型サービスが1.1%を占めた。

 パッケージのシェア順位は、1位が28.5%で「給与奉行」(オービックビジネスコンサルタント)、2位が9.6%で「PCA給与」(ピー・シー・エー)、3位が7.9%で「弥生給与」(弥生)。上位3製品の順位は昨年調査実施時と変更ない。また、今後利用予定(新規導入、継続利用)のパッケージの1位も「給与奉行」だった。

 ノークでは、「給与管理システムでは、機能で差別化が難しく、法改正への対応スピードなどサポート面が評価を左右する傾向が強い。サポートを充実させているベンダーが上位に入る傾向が強い」と分析している。

 調査は、年商5億円以上500億円未満の企業約5000社に対して実施。期間は09年6ー9月で、有効回答件数は1480件。