NEC(矢野薫社長)とKDDI(小野寺正会長兼社長)は、東京都内のKDDIの携帯電話ショップ「auショップ」2店舗で、デジタルサイネージ活用に関する共同実験を10年1月中旬まで実施する。

 今回、実験を行うのはauショップ池袋東口(豊島区)とauショップ光が丘IMA(練馬区)の2店。実験では店内に情報配信用ディスプレイ2台を設置。各店舗の設置状況に合わせた店内・店外に設置したディスプレイで来店客に向け、auの携帯電話サービスやコンテンツ情報などを配信する。

 店内に設置したディスプレイは、視認効果測定機能を搭載し、表示されたコンテンツに対して来店客が持った興味度合いなどを測定。ユーザーの満足度向上につなげるための活用方法を検証する。

共同実験で使用する店内ディスプレイ

 店外に設置したディスプレイでは、地域の消費者に向け、auの携帯電話やKDDIのサービスに関心を持ってもらうような情報や生活に役立つ地域情報などを配信する。

共同実験で使用する店外ディスプレイ

 また、情報配信では飲食店情報検索サイト「ぐるなび」による地域の飲食店情報なども提供し、非接触IC「FeliCa(フェリカ)」のリーダ/ライタやQRコードを併用し、詳しい店舗情報やクーポン情報へのアクセスを誘導するといったデジタルサイネージと携帯電話の組み合わせた付加価値サービスの提供も検証する。

 実験は、NECがコンサルティングを行い、同社のデジタルサイネージソリューションサービス「PanelDirector(パネルディレクター)」を利用して実施。2台のディスプレイに表示されるコンテンツは、NECのデータセンターのサービス基盤から配信する。

 共同実験の結果をもとに、KDDIは地域密着の情報配信などで顧客満足度向上につなげる。一方、NECは、デジタルサイネージのコンサルティングサービスの向上とソリューションを活用したサービスの早期立ち上げやシステム拡充を図る考え。

auショップでのデジタルサイネージ設置イメージ