東芝ソリューション(梶川茂司社長)と東海大学(高野二郎学長)は11月4日、組込みソフト技術者の育成に関する産学連携の覚書に調印したと発表した。組込みソフト技術者の育成に関する産学連携は、今回が日本で初の試みとなる。

 これまで東芝ソリューションと東海大学は、東芝ソリューション独自の組込み技術者育成機構である「エンベデッドアカデミー(EA)」の初級講座のカリキュラムを共同で開発・開講するなど協力関係にあったが、今回の調印により、その関係をさらに発展させ、双方の人材育成策を強化する。

 具体的には、(1)東海大学のカリキュラムをEAへ移転、(2)EAで研修した結果を東海大学へフィードバック、(3)カリキュラムを評価・改善し、再度EAへ移転――というサイクルを形成。このサイクルを他の企業や地域の大学へも共同で移転し、組込み技術者育成に協力することで、日本の産業力強化を支援する。また、東芝ソリューションで開発中のツールの応用研究、スキル獲得手法の共同研究を行い、ツールの国際展開の可能性を創出する。

 今後は、教育ドキュメントの共有や貸与・借用によるコスト削減、出張授業や企業講座開設などによる人材交流施策なども企画し、より密な関係を構築していく。さらに、国内で組込み技術教育を実施している教育機関に対し、この産学連携の実績を基にリーダーシップを発揮していきたい考え。