ネットワンシステムズ(吉野孝行社長)は、1月13日、移動体通信事業者のNTTドコモに対してLTEサービス用のネットワーク基盤を提供したと発表した。米ストークが開発したモバイルブロードバンド向けマルチアクセスゲートウェイ「Stoke Session Exchange 3000(SSX-3000)」をベースにネットワーク基盤を構築した。

 NTTドコモは、すでに「SSX-3000」をネットワンを通じてフェムトセルサービス用のネットワーク基盤で採用している。マルチメディアサービスの利用拡大に伴うモバイルデータ通信の急激な増加に対応するため、オールIPネットワーク基盤としてLTEネットワークでも採用を決めた。

 音声やデータやビデオなど、さまざまなモバイルデータをサポートするeNodeB(LTE用の無線基地局装置)を収容するほか、無線アクセスネットワークやモバイルアクセスシステム網で増加傾向にあるモバイルデータ通信に対応していく。

 「SSX-3000」は、通信事業者がネットワーク・エッジに配置することで、3GやWi-Fi、フェムトセル、WiMAX、LTEなどといった複数のアクセス方式を活用したモバイルブロードバンドサービスの提供が容易になる。最大16Gbpsのスループットで、1台あたり24万ユーザーの管理、異なるインフラ間のシームレスな移動、セキュリティ機能、IPセッション管理機能、課金機能などを実装している。

 コンパクトなきょう体ではあるものの、セッションと暗号化に関して高処理能力であることが特徴。ネットワンは米ストークの国内販売代理店であることから、「SSX-3000」の機能検証、NTTドコモに対する提案や販売のアプローチをかけることで今回の案件を獲得した。