米Morphlabs(モーフ・ラブズ)は、クラウド環境の構築・管理とアプリケーションの配布を自動化するアプライアンス「mCloudシリーズ」を発売した。

 「mCloudシリーズ」は、オープンプラットフォームのクラウド環境を提供し、「mCloud」で開発したアプリケーションを他のクラウド環境に移植可能なクラウド・ポータビリティを実現する。

 仮想化環境やDBサーバー、アプリケーションサーバーなども、プロプライエタリー製品だけでなく、多数のオープンソース環境もサポートしているため、既存のIT資産を有効活用できる。パブリック・クラウド/プライベート・クラウドを問わず、ビジネスニーズに応じた最適なプラットフォームでクラウド・コンピューティングを展開できるのが特徴だ。

 クラウド環境の管理を自動化するエンジンを搭載しており、サーバー間のルーティング、バックアップ、アプリケーション・サーバーやDBサーバー設定など、従来はインフラ技術者でなければ構築できなかったクラウド・サービスに必要な環境設定作業を自動実行プログラムとしてテンプレート化。さらに、開発済みのアプリケーションのデプロイメントや管理を自動化するエンジンも搭載しており、アプリケーションごとの詳細な環境設定やリソースの確保なども自動的に処理できる。

 価格は、一般企業内の中・小規模プライベート・クラウド向けの「mCloud Server」が月額70万円から、データセンターや一般企業内の大規模クラウド向けの「mCloud Controller」が月額20万円から、パブリック・クラウドを利用する「mCloud On Demand」が月額10万円から。

 同社では、今後、ハードウェアベンダー、SI事業者、iDC事業者、アプリケーションベンダーなどクラウドにかかわる様々な企業とのパートナー関係を充実させてクラウド・エコシステムを構築していく計画で、向こう3年間で20億円の売り上げを計画している。

 なお、近日中にCSKシステムズ、ブロードバンドタワーが、「mCloudシリーズ」を活用したサービスを提供開始する予定。また、ネオジャパンでは、「mCloudシリーズ」を活用し、様々なクラウド・プラットフォーム上での製品展開を開始する予定。