ニュース

日商エレ、カプコンにホスティング型セキュリティ・アーカイブサービス提供

2010/01/26 10:08

 日商エレクトロニクス(日商エレ、大橋文雄社長)は、ゲーム大手のカプコン(辻本春弘社長)に、企業向けのホスティング型セキュリティ・アーカイブサービス「Google Postini Services」の「Google Message Security」(Postini)を納入し、2009年11月に本格稼動を開始したと発表した。カプコンは、Postiniの導入で、2200以上のアカウントに対するスパムメール対策を強化した。

 カプコンは、Postiniの国別にスパムフィルターのレベル設定ができる点、グローバルで設定を統一すべき項目と国ごとに個別設定できる項目をレベル分けできる点などを評価。そのほか、ユーザーの言語に合わせたグループ単位の画面カスタマイズや、EU加盟国で義務化されているcompliance footerと呼ばれるメールの署名をグループ単位で強制的に埋め込む設定が可能な点を、導入の決め手とした。

 Postiniは、導入前のサイジングやキャパシティプランニングが一切不要で、スケーラブルにサービスを提供する企業向けクラウドサービス。99.999%の稼働保証(SLA)を提供し、すでに5万社以上への納入実績がある。

 今後カプコンは、現在統合していない海外拠点のメールシステムも含めて、すべてのメッセージセキュリティのゲートウェイとして、Postiniの利用を予定。3000アカウント程度まで拡張する方針だという。
  • 1

関連記事

【2010年 年頭所感】 日商エレクトロニクス

日商エレ、東アジア地域ビジネスに着手、2010年度をめどに本格化へ

日商エレ、クラウド・ストレージ向け海外製品の調達へ、2社と交渉段階

日商エレクトロニクス 社長CEO 大橋文雄

外部リンク

日商エレクトロニクス=http://www.nissho-ele.co.jp/

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>

連載第5回:先進製品の取り扱いやソフトのクラウド販売を支援

× こちらから>>