【中国・海南島発】米シマンテック(エンリケ・セーラム社長兼CEO)は、中国・海南島三亜で開催中のAPJ(アジア・太平洋、日本)地域のパートナー向けイベント「Symantec Partner Engage 2010」で、グローバルにおけるパートナー・プログラムの大幅な強化を発表した。

 シマンテックはプログラム強化を機に、従来の取扱高に応じたパートナー支援から脱却。シマンテックが手がける特定事業分野における要件を満たした専門性の高いパートナーを認定していくスペシャリゼーション(専門分化)制度の展開によって、人的支援、販促ツール、販売奨励金を提供する。

 パートナー種別は、従来通り「Platinum」「Gold」「Silver」「Registered」の4カテゴリレベルだが、パートナーレベルを上げていくためには、技術認定資格者、セールスエキスパート資格取得者を一定人数以上用意するなどの条件が定められている。

 「スぺシャリゼーション」は、中小企業向けソリューションに特化した「SMB」をベースに、ストレージ分野とセキュリティ分野を用意。APJでは「SMB」「DLP(情報漏えい防止ソリューション)」、「エンドポイント・マネジメント」の3カテゴリを開始済みで、「SMB」は国内約60社のパートナーが認定を受けている。

 スぺシャリゼーションについては、「シマンテック製品の取り扱いが多く、取扱高も大きいパートナーは、当然、認定数も多くなる。これまでの取扱高によるパートナー種別と相反するものではない」(ワールドワイド セールス担当のビル・ロビンズエグゼクティブバイスプレジデント)としているが、取扱高に依存しないプログラムによって、規模が小さいパートナーでもレベルを上げていくことが可能だという。

 本格的なプログラム開始は2010年12月から。それまでの期間は準備にあて、パートナーの参加を促す。(鍋島蓉子)