SRAホールディングス(鹿島亨社長)は、5月19日、5月13日に開示した2009年度連結業績に関する説明会を開催した。

 09年度の通期連結業績は、売上高が前年度比18.5%減の340億5300万円、営業利益が同47.7%減の19億9700万円、経常利益が同47.1%減の20億5900万円、当期純利益が同39.3%減の12億3800万円となった。「開発」「運用・構築」「販売」の事業分野別でみると、開発事業が前年に比べ50億600万円減の178億3100万円に終わったことが響いた。

 鹿島社長は減収の要因を、「証券業および製造業の開発案件の大幅減少した」とした。一方、減益の原因は、「売上高の減少に加えて、証券業向け開発事業の受注単価が予想以上に下がった」と説明した。

 今年度の通期連結業績予測は、売上高が前年度比4.2%増の355億円、営業利益が同30.1%増の26億円、経常利益が同26.2%増の26億円、当期純利益が同21.1%増の15億円とした。前年度落ち込んだ開発事業は8億6900万円積み増しし、187億円を見込む。1株当たりの配当金は前年度同様の40円とした。

 成長施策として、契約に結び付きやすい営業プロセス確立による受注件数の増加と、案件単価の拡大を挙げた。その一方で、粗利益率向上のためのオフショア開発の積極利用や販売管理費の抑制、利益率の高いプロダクト事業を推進する方針を掲げた。

 また、海外市場での営業力強化も掲げ、SJIやデジタル・チャイナ・ホールディングスとの協業によって、中国市場での売り上げ拡大に挑戦する姿勢も示した。

 今後の市場環境の見通しについて、鹿島社長のコメントは「昨年度の第4四半期に底を打った感覚はある。それは数字にも表れている。ただ、そこから回復傾向に入ったかといえば、何ともいえない」と先行きの不透明感を感じさせるものだった。

鹿島亨社長