ノベル(徳永信二社長)はアイデンティティ管理製品の最新版「Novell Identity Manager 4 Advanced Edition(IDM4、ノベル・アイデンティティ・マネージャ4 アドバンスド・エディション)」を発表した。9月にノベルのパートナーを通じて販売を開始する。価格は1ユーザ6000円(市場参考価格)から。

 Novell Identity Managerは、セキュリティやアクセス関連のポリシーを維持しながら、異なるシステム間のアカウント情報を自動連携し、統合管理するアイデンティティ管理製品。ユーザ登録とアクセス権の付与、IDとパスワードの発行、無効になったアカウントの排除などをリアルタイムに自動実行し、アイデンティティの整合性を保つことで、企業のセキュリティを高めながら、コンプライアンスを確保する。

 新製品の「IDM4」は、クラウド時代に向けて拡張性をさらに向上。新たにMicrosoft SharePointドライバを搭載したほか、SAP ERPシステムとの連携を強化した。また、Salesforce.comやGoogle Apps対応のドライバを新たに用意し、クラウドアプリケーションとの緊密な連携を実現。企業は、クラウド上のシステムであっても社内と同じレベルで、アカウント情報を一貫して安全に管理することができる。

 一方、クラウド事業者がIDM4を活用すれば、IDaaS(アイデンティティ・アズ・ア・サービス)を提供できるようになる。

 Novell Identity Managerは複数のシステム環境にあるアカウント情報を連携しつつ、自動かつリアルタイムにアップデートするため、一般の付き合わせ作業に起因するセキュリティホールをなくし安全性を確保する。

 IDM4ではさらにセキュリティレベルを高めるため、連携前のソースデータの修正を行う分析機能「アナライザ」を新たに搭載。異なるシステム間で企業ポリシーの一貫性を効率よく維持しコンプライアンス対策を講じることができる。

 さらに、役割や職位ベースのきめ細かいアクセス権割り当てを行うロール管理機能「ロール・マッピング・アドミニストレータ」を搭載したほか、従来からあるポリシー定義とワークフロー管理のための管理ツール「デザイナ」も拡張し、操作性と利便性の向上を図った。