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アンラボ、昨年の7.7 サイバーテロで感染したゾンビPCからのDDoS攻撃に注意
2010/07/09 10:13
アンラボの分析結果では、ゾンビパソコンは特定のサイトにDDoS攻撃をした後、パソコン設定日時が09年7月10日0時以降になった時にハードディスクが壊れる症状があることが確認されている。今年もこの攻撃が発生したのは、感染したゾンビパソコンがハードディスク損壊条件(Microsoft .NET Framework 未インストール状態など)に適合せずに損傷を免れたパソコンであったり、サイバーテロ以降に悪性コードに感染したパソコンが攻撃を開始したケースであったりしたためと見ている。しかし、昨年に比べた場合、攻撃自体が小規模なことから、ゾンビパソコンの数はごく少数であると推定している。
今後も昨年と同様の攻撃が発生する可能性があるため、個人のパソコンユーザーや企業ユーザーは、セキュリティソフトウェアで検出/駆除する必要がある。アンラボでは、8日1時からDDoS攻撃を誘発する悪性コードの専用ワクチン(専用駆除ソフトウェア)を開発し、すべての個人/企業ユーザーに無料で配布している。この専用ワクチンは、昨年発見されたファイル11個の亜種(wmiconf.dl)も含め、検出/削除する機能を備えている。
専用ワクチンの他にも、セキュリティソフトウェア「V3 365 クリニック」、「V3 Internet Security 2007/2009/7.0/8.0」など、アンラボ V3シリーズのユーザーは使用製品の最新バージョンでDDoS攻撃関連悪性コードを検出/駆除することができる。
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外部リンク
「アンラボ 無料専用ワクチン ダウンロードページ」=http://www.ahnlab.co.jp/download/vdn_list.asp
「ゾンビパソコン関連情報ページ」=http://www.ahnlab.co.jp/customer/notice_view.asp?seq=5033