インフォコム(吉野隆社長CEO)が、大胆な構造改革で利益を生み出している。2010年3月期の連結決算は、ユーザー企業のIT投資抑制の影響で減収増益。売上高が伸び悩んだが、吉野隆社長CEOは、「それほど落ち込みはひどくなかった」と振り返る。

 収益率の低い事業に関して、思い切った構造改革を断行してきたことが実を結んだ。事業別の人員配置を見直すことで、収益面でマイナスだった事業を底上げすることに成功している。

 具体的には、まず、プライム受注ではなく赤字案件を多く抱えていたSAP事業から撤退。また、金融情報をオンラインで提供するサービスを事業譲渡し、さらに、リーマン・ショックの影響で売り上げが激減したコールセンター事業の人員を削減した。

 金融情報サービス事業の譲渡について、吉野社長CEOは「利益が出たときもあったが、証券市場が低迷していたために、結構苦しんだ」と明かす。またコールセンター事業については、「これまで拡大基調にあったが、思い切って人を減らした。この結果、今期も確実に利益が出ている」という。