UTM(統合脅威管理)製品を販売するフォーティネットジャパン(新免泰幸社長)は、高速なファイアウォールスループットを実現したUTMのローエンドモデル「FortiGate-60C」を販売開始した。同社では「FortiGate-60C」をパートナー経由で販売し、中小規模オフィス、もしくは部門間でのFWとして導入を進めるほか、多拠点展開企業の営業所、拠点での拡販していく方針を立てている。

SoCで1GbpsのFWスループットを実現

 「FortiGate-60C」は、今回初めて一つのチップ上に必要な機能を統合した「SoC(System-on-a-Chip)」を搭載。CPUと独自のFortiASICコンテンツ/ネットワークプロセッサを統合したことで、先行モデル「FortiGate-60B」の約10倍に当たる最大1Gbpsの高速なファイアウォールスループットを実現。WAN最適化機能を実装しながら、省電力、ローコストでの導入ができるようになった。

 また、従来のUTM製品では、ログを記録するストレージとして、HDD、SSDなどを採用していたが、これではローエンドモデルでのコストが見合わないために、SDHCメモリーカードを採用して、4GBから32GBまでの容量を搭載できるようにした。

 さらに3G接続カードにより、無線に対応。「例えば仮設事務所や、有線の回線が落ちてしまった際に無線に切り替えて継続して利用することもできる」(菅原継顕・シニアマーケティングマネージャー)という。機器のセットアップや設定変更はUSBを介してWindows PCに接続することでFortiExplorerのセットアップソフトが起動するため、容易に設定可能。

 フォーティネットは、パートナー経由で小売、金融、医療など幅広い業種の企業の支社・支店や、中小規模のオフィスなどへの導入を進めるとともに、クラウド型で提供しているFortiGateのログ分析・管理サービス「FortiGuard Analysis and Management Service(FAMS)」とも絡めた販売も行っていくとしている。(鍋島蓉子)

「FortiGate-60C」