クレオ(土屋淳一社長)が、システム運用管理ソリューション「ZeeMサービスデスク」の販売で攻勢をかけている。「2008年の発売以来、十数社の導入実績がある。今年度は、年間30社以上の導入は確実だろう」(桑原寛・マーケティング統括部副統括部長兼マーケティング部部長)。中堅・大手企業をターゲットに拡販していく方針だ。

 「ZeeMサービスデスク」は、システムの運用保守業務をASP/SaaSでサポートするサービス。SIerやデータセンター事業者は、ユーザーからの問い合わせ対応の進捗状況や対応工数をリアルタイムで確認したり、過去の情報を一元管理したりできる。ユーザーは、問い合わせ状況の可視化によって、業務改善や異なるシステム基盤に対応した統合的な運用設計・運用支援などが可能になる。

 岩崎英俊・ICTサービス事業部ICTサービス部部長は、「クラウド環境でのシステム運用では、システム管理のあり方が変わる。クラウドとはいってもホスティングベースでハードウェアだけを借りるケースもあって、インフラのバリエーションは増えている。ユーザーの情報システム担当者は、統合的なシステム運用を必要としているだろう。これは、サービスデスクの商機になる」と話す。

 製品ラインアップには、エンドユーザー提供型モデルと社内ユース型モデルが揃う。提供形式は、いずれもASP/SaaSかライセンス方式だ。このほか、販売パートナー向けモデルやOEM提供モデルを用意している。岩崎部長は「SIerはシングルテナントのASPを契約して、ユーザーに一社ずつマルチテナントで再販するということが考えられる」という。

 価格は、ASP/SaaS版が月額利用料2万5000円から30万円(初期費用別途)。ライセンスは500万円となっている。桑原部長は、「大手ベンダーの同様の運用管理ソリューションには数千万円の投資が必要だが、当社は月額数万円からというメリットがある」と語る。

岩崎英俊・ICTサービス事業部ICTサービス部部長