日本エイサー(ボブ・セン社長)が、2年前から本格的に推進している法人向け製品の展開を加速する。5月下旬には、OSにWindows 7 Professionalを採用するなど、ビジネス用途に適したタブレット型端末「ICONIA TAB W500」を発売する。法人事業の売上構成比を20%以上に拡大する方針だ。

ボブ・セン社長

 ボブ・セン社長は、「当社はコンシューマ向け展開のイメージが強いが、2009年から法人向けの展開にも力を入れてきた。昨年はパートナープログラムを充実させ、販売代理店との関係を強化した成果として、法人向け事業の売上構成比を2割程度に引き上げることができた。今年はさらに拡大していきたい」と意気込みをみせる。

ICONIA TAB W500

 法人向け展開の強化を目指した主力商材となるのは、タブレット型端末の「ICONIA TAB W500」だ。OSにWindows 7 Professionalを採用し、タッチ操作に対応する高解像度の10.1型画面などを備え、ビジネス用途を重視している。主なターゲットには、中堅・中小企業や、大学をはじめとする文教・公共分野などを据えている。また「ICONIA TAB W500」は、家電量販店を通じてコンシューマにも提供していく。法人向け価格はオープンで、個人向けの価格は6万円前後の見込み。

プロダクト&マーケティングコミュニケーション部スマートハンドヘルドの山下昌宏シニアプロダクトマネージャー

 日本エイサーは、スマートフォンやタブレットなど、モバイル端末の法人利用が急増していることを受けて、この分野での製品開発に力を入れている。プロダクト&マーケティングコミュニケーション部スマートハンドヘルドの山下昌宏シニアプロダクトマネージャーは、今後の展開について、「当社の企業規模と、グローバルで展開していることを生かし、価格を抑えてコストパフォーマンスのすぐれたモバイル端末を重点的に投入していく」と語った。(ゼンフ ミシャ)