インターネットイニシアティブ(IIJ、鈴木幸一社長)は、5月13日、2010年度(11年3月期)の連結決算を発表した。

 売上高は前年同期比21.2%増の824億1800万円、営業利益は21.4%増の41億4100万円、経常利益は34.1%増の38億3400万円、当期純利益は43.4%増の32億300万円と、増収増益となった。

 WANサービスなどを展開するIIJグローバルソリューションズの子会社化を2010年9月に完了し、10年度の第三四半期からIIJグローバルソリューションズの売上げを追加することによって、売上高の拡大を実現することができた。

 また、2010年に提供を開始したクラウドサービス「IIJ GIO」は、ゲームなどを提供するソーシャルアプリケーションプロバイダーをはじめ、これまで約430件の導入案件を獲得することができたが、10年度にはまだ事業の黒字化に至らなかったという。11年度は「IIJ GIO」の黒字化を見込んでおり、30億円超(10年度は約6億円)の売上高を目標に掲げている。

 鈴木幸一社長は、「東日本大震災以降、『IIJ GIO』に関する問い合わせが非常に多くなっており、今後、クラウドサービスの需要が増加していく」とみている。11年4月にコンテナユニット型の松江データセンターパークを開設し、11年度上期には約3000台のサーバーを追加導入するなど、「IIJ GIO」の成長に向けた設備投資を拡大する。

 2011年度(12年3月期)の通期見通しは、売上高が21.3%増の1000億円、営業利益が52.1%増の63億円、経常利益が46.1%増の56億円、純利益が6.1%増の34億円。創業以来始めて、1000億円の売上高を目指す。(ゼンフ ミシャ)

鈴木幸一社長