【北京発】日本コンピュータシステム販売店協会(JCSSA、大塚裕司会長)は、「中国IT企業視察ツアー2011」の2日目の企業訪問を無事終えた。訪問したのは、レノボと中国有力セキュリティベンダーの飛天誠信科技で、着実に規模の拡大を図る中国地場ITベンダーの取り組みを視察した。

 レノボに到着したJCSSA視察団一行は、創業からIBMパソコン部門の買収、グローバル展開までのレクチャーを受けた。出迎えたレノボの蘭嘉・カスタマーブリーフィングスーパーバイザーは、レノボの中国名である「聯想」の由来に触れ、「当社創業時の1980年代、米国から来たコンピュータは漢字処理ができなかった。そこで漢字入力ボードを開発し、これに変換予測機能をつけた。ユーザーが次に入力する漢字を“聯想=連想”する機能で、顧客から絶大な支持を獲得した。これが、その後の社名となった」と話した。

JCSSA中国IT企業視察団(北京のレノボオフィスで)

 飛天誠信科技は、電子証明書の格納USBキーやワンタイムパスワードトークンを使用した認証強化システムなど、幅広いセキュリティソフトやサービス、USB(トークン)認証製品などを開発するセキュリティベンダー。黄煜CEO自らが視察団にプレゼンテーションを行い、このなかで「ネットバンキングの発展に伴い、金融機関を中心に高度なセキュリティが求められている」と中国市場の需要動向を語った。国土の広い中国ではネットバンキングやオンライン取引の市場が拡大しており、金融商品を取り扱うセキュリティ市場が急成長しているという。

飛天誠信科技の黄煜CEO

飛天誠信科技の黄煜CEOのプレゼンテーションに聞き入るJCSSA中国IT企業視察団