沖電気工業(OKI、川崎秀一社長)は、広島県江田島市に「市町村デジタル防災行政無線システム」を納入した。

 「市町村デジタル防災行政無線システム」は、災害緊急情報の収集・伝達をはじめとして、平常時の行政放送などの一括放送ができるシステム。従来のアナログ無線方式に比べて、音声品質やデータ伝送にすぐれている。

 テレホンガイド機能や地区単位で放送を行う地区遠隔制御装置、消防本部の消防指令センター設備、全国瞬時警報システムなど、各種装置やシステムとの連携に対応しており、迅速に災害情報を発信することができる。

 江田島市は、一市一周波の原則に対応して、放送業務の効率化を実現するために、旧4町(旧江田島町、旧能美町、旧沖美町、旧大柿町)の各システムを統合した一元管理が課題だった。防災無線統合デジタル化整備事業として、さまざまなシステム仕様や調達手段を検討した結果、OKIのシステムを採用することにした。

 システムは、旧江田島町と旧能美町で7月1日に稼動を開始しており、旧沖美町と旧大柿町を含めた新市全地区での稼動は、2012年3月末日を予定している。(ゼンフ ミシャ)