AOSテクノロジーズ(佐々木隆仁社長)は、米3Cinteractiveと提携し、スマートフォンのSMS(ショートメッセージサービス)ソリューションサービスを年内をめどに開始する。クラウド型のマーケティングツールとして、企業向けに月額課金で提供。ディストリビュータ経由と直販形態で販売する。

 3Cinteractiveは、SMS関連の技術・サービスを提供する会社として、2005年に設立。06年から3年間で6800%の売り上げ成長率を達成した。米国では03年にキャリア間でのSMSの送受信が可能になったことを受け、SMSの総量が急増。2000年で1500万通だったSMSが、2010年には1870億通までふくれ上がっている。現在では、ホテルやレストラン、さまざまな企業がSMSを活用した顧客向けサービスを積極的に展開している。

 日本では、7月からキャリア間でのSMSの送受信が可能になった。佐々木社長は「今回のサービスは、日本のネットビジネスで欠かせなくなる」と自信をのぞかせた。 

佐々木隆仁社長

 3Cinteractiveは、現在までに120社への納入実績をもっている。同社のヴィック・シュロフ バイスプレジデントは「例えばディスニーリゾートは、乗り物の待ち時間をSMSで提供している。また、ユーザーがSMSを活用して自分の近くにあるレストランの情報などを取得できるようにするなど、インタラクティブサービスを提供している」と事例を話す。 

米3Cinteractiveのヴィック・シュロフ バイスプレジデント

 また、量販店やヘルスケア業界でも、SMSを活用したサービスが活発化している。シュロフ バイスプレジデントは「日本でSMSのキャリアの壁がなくなったというこのタイミングは重要だ。日本の新しい顧客に対して、今までの経験を役立てたい」と話した。(鍋島蓉子)