NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア、増谷洋社長)は、メールの誤送信防止ソフト「SecureCube/Mail Adviser」の「Lotus Notes」対応版を9月に発売した。NRIセキュアによれば、類似製品は国内にはなく、オンリーワンを訴えて拡販を図る。「Lotus Notes」のSIに強いITベンダーを販売パートナーとして取り込む意向だ。

船越洋明
マネージャー
 「SecureCube/Mail Adviser」は、メールを送信する際、ポップアップで確認画面を表示して、「宛先」「件名」「本文」「添付ファイル」の再確認を促し、不注意による誤送信、機密情報の漏えいを防ぐ。正しい内容の場合は、ポップアップ画面のチェックボックスにチェックを入れれば送信できるシンプルな仕組みだ。「わかりやすい画面と、煩わしさを感じさせない容易な操作、日本語のほか中国語と英語に対応するのが特徴」(船越洋明・ソリューション事業部マネージャーセキュリティコンサルタント)だ。競合製品には、NTTソフトウェアの「CipherCraft/Mail」がある。

 9月に発売した「Lotus Notes」対応版は、同製品のメール送受信環境をサポートしたもの。「『Lotus Notes』に対応したクライアント端末にインストールするタイプのメール誤送信ソフトは当社の製品以外にない」と船越マネージャーは、希少価値を訴えている。「『Lotus Notes』を使うユーザー企業は、大企業に多い」と、この層を中心にアプローチする営業戦略を立てている。販売パートナーは、ディストリビュータを除くとエプソン販売だけだが、今後は「Lotus Notes」のシステム構築に強いITベンダーに提案し、間接販売網を増強する計画。「Lotus Notes」のSIに強いコムチュアとは、すでに協業の交渉を進めているという。新タイトルの投入で、通常版と合わせ、まずは100社のユーザー企業獲得を目指す。(木村剛士)

メール送信時にチェックを促すポップアップ画面