BCN(奥田喜久男社長)は、10月14日、IT商材を販売するパートナー向けに初のプライベートイベント「BCN Conference」を東京・港区の六本木アカデミーヒルズ49 タワーホールで開催。「IT商流の先を読む――停滞から再成長へ、IT産業復活への道標」をテーマに、「クラウド」「BCP(事業継続計画)」「中国」「全国」をキーワードに据え、特別セッションを行う。

会場の六本木アカデミーヒルズには朝から多くの参加者が詰めかけた

 IT業界の専門紙『週刊BCN』は、今年10月に創刊30周年を迎えた。BCNの奥田社長は開会の挨拶で、「人生には三つの坂がある。『上り坂』『下り坂』、そして『まさか』。BCNはこの30年、経営者と企業の上り坂(成長)と下り坂(低迷)、そして、まさかをみてきた」と『週刊BCN』創刊当時からこれまでを振り返った。

 2008年以降、経済の方向を見定めるのが難しい状況のなかで、IT産業にとっては、疲弊した地域経済を地元のSIer(システムインテグレータ)がどうやって盛り上げていくのか、クラウドによってIT企業が事業体をどのように変えていくのか、また、日本市場が飽和状態にあるなかで、海外でどのように拡大するのか――などが課題となっている。奥田社長は「いま、中国ではワールドカップのようなことが起きている。中国市場で海外勢、中国勢、日本勢が戦っている。日本が今後、中国市場とどのように関わりをもつのか、流通の立ち位置から情報を発信していく。30年後、私は92歳だが、そのときに『日本のITは強くなった』と話したい」と述べた。(鍋島蓉子)

BCNの奥田喜久男社長