東芝ソリューション(河井信三社長)は、紙文書や電子情報の複製から消去までを追跡し、管理する技術「inforester(インフォレスター)」を、東芝テック(鈴木護社長)が現在開発中の消せるトナーを用いたデジタル複合機「ECO-MFP」と消去機に対応した。

 「inforester」は、紙・電子情報・記録メディアに複製され、散在する文書を追跡し、文書の登録から複製、消去、廃棄、リユースなどの情報ライフサイクルを管理する技術だ。同じ文書でも、配付先ごとに異なる管理IDを複製文書に付与し、回収状況や利用期限をサーバーで管理する。

 瞬時に消せるトナーを用いた東芝テックが開発中のデジタル複合機「ECO-MFP」と消去機に対応することによって、印刷文書を消去機で管理IDを読み取り、サーバーに通知させると同時に、消せるトナーで印刷されたすべての情報を、確実に消去・管理できる。紙文書の情報消去を実行することによって、古い業務文書が実際には廃棄されずに現場に残り、業務ミスを発生させるリスクを未然に防止する。

 東芝ソリューションは、最新版の標準作業手順書を所定の関係者・場所にもれなく配付し、最新の正しい手順書と手順に従って製品を製造することを厳格に管理する必要がある製薬業界に向けて「inforester」の製品化を進める。このほか、厳格な文書配付・回収管理を必要とする金融・製造業界や官公省庁などに向けても製品化を進めていく。