インターネット接続サービスのNECビッグローブ(古関義幸社長)は、パブリッククラウドサービスやホスティングサービスで販売パートナーの拡充を推し進める。すでにグループSIerで中堅・中小ユーザー企業を担当するNECネクサソリューションズが本格的な販売に乗り出しており、今後はNECの全国350社規模のビジネスパートナーがより参加しやすいように、システム連携や営業・サポート面を整備することでサービスの拡販につなげる。

関根良知
マネージャー
 NECビッグローブのパブリッククラウド/ホスティングサービスのユーザー数は600社余りと、直近の半年間にほぼ倍増の勢いで伸びている。その原動力になっているのが、SIerやソフトベンダー(ISV)による販売パートナーだ。パートナープログラムは昨年の段階でスタートしており、「NECネクサソリューションズなどのグループSIerによる間接販売が加速度的に増えている」(関根良知・ネットサービス事業部マネージャー)と状況を話す。

 ビジネスパートナーにメリットを感じてもらうには、クラウド/ホスティングサービスを代理販売するだけでなく、例えば客先設置(オンプレミス)型のシステムとの連携や、クラウドマイグレーションに伴うシステム構築(SI)の余地を多く確保し、パートナーの収益の幅を多くすることが求められる。

 NECビッグローブは、クラウドとオンプレミス/ホスティングとのハイブリッド連携や、ビジネスパートナーによるシステム運用支援、OEMに似たかたちでの供給など、さまざまなサービスメニューの整備を進めている。直近のアクティブなビジネスパートナーは20社ほどで、今年度(2013年3月期)は30社ほどに拡大する見込み。

 一般ユーザー企業にクラウド化が急速に進展するなか、この5月14日からサービスが始まった読売新聞社のデジタル会員向け新サービス「読売プレミアム」は、NECビッグローブのクラウド型ホスティングサービスを基盤として採用するなど、ユーザー層は着実に拡大しつつある。(安藤章司)