ダイワボウ情報システム(DIS、野上義博社長)が11月20日と21日の2日間に渡って福岡県北九州市で開催したプライベートイベント「DISわぁるど in 北九州」では、DISを含めて約120社の出展企業がさまざまな新製品・サービスを披露した。地元のSIer(システムインテグレータ)も開発力を生かした自社ブランドのサービスを展示し、多くの来場者から注目を集めた。

 DISは、サーバーやネットワークなどハードウェアだけでなく、クラウドを中心としたサービスのブースを設置。1次代理店として販売しているSaaSプラットフォーム「Salesforce」や、自社ブランドのSaaS/クラウドサービス「iDATEN(韋駄天)SaaSplats」をアピールし、来場者の関心を呼んでいた。また、トレンドマイクロの「ウイルスバスターセキュリティサービス」も、DISのブースで展示した。

「iDATEN(韋駄天)SaaSplats」をアピール

 「ネットワーク・セキュリティ」のコーナーでは、セキュリティメーカーがウイルス対策ソフトを展示。ウイルス感染やサイバー犯罪の被害が相次ぐなかで、企業でもセキュリティの強化の意識が高まって注目度が集まっていることがわかる。トレンドマイクロやカスペルスキー、キヤノンITソリューションズなどが新製品を披露していた。ウォッチガードテクノロジー・ジャパンのブースでは、UTM(統合脅威管理)の「WatchGuard XTM」シリーズを展示。管理しやすいUTMで、省スペースと低価格で注目を集めていた。

注目を集めたウォッチガード・テクノロジー・ジャパンの「WatchGuard XTM」シリーズ

 シュナイダーエレクトリックは、インダストリー向けのUPS(無停電電源装置)を展示。飲料水や切符などの自動販売機に搭載して、停電などの災害に対応する。社内システムなどのサーバーへの提供だけでなく、新たな市場を創造する可能性があることから、来場者が関心を寄せていた。

新たな市場を形成する可能性があるシュナイダーエレクトリックのインダストリー向けUPS

 九州を中心にSIビジネスを手がける安川情報九州は、自社開発のSaaS型デジタルサイネージ「きっとe!Channel」を展示。SMB(中堅・中小企業)が初期投資をかけずにデジタルサイネージを導入できるよう、サービスとして提供することにしたという。現段階では九州でユーザー企業を獲得しているが、東京でビジネスを手がけるベンダーを販社として確保し、今後は関東でもユーザー企業を増やしていく方針だ。

安川情報九州の「きっとe!Channel」

 デジタルサイネージ関連では、アイ・オー・データ機器がNASを中心としたオフィス向けのシステム、ATENジャパンがKVMを使った工場向けのシステムなど、電子看板の枠を超えたソリューションを提案しているのが目立った。

アイ・オー・データ機器のNASを使ったオフィス向けデジタルサイネージシステム

 このほか、プリンストンテクノロジーが、ウェブ会議システムとして、社内の会議室向けシステムやスマートフォンを使ったシステム、工事現場など特殊用途向けのシステムなどを披露していたほか、エレコムがスマートフォンアクセサリなどの注目製品を展示していた。(佐相彰彦)

プリンストンテクノロジーが出展したウェブ会議システム