シュナイダーエレクトリック(アルノ・モンディ社長)が、BEMS(ビルエネルギー管理)事業に参入した。専任組織のビルディング事業部を新設し、空調や照明などの設備を管理・制御するソリューション「SmartStruxure」を投入した。中小規模のオフィスビルへの新規導入を狙う。

 同社は、14年ほど前から欧米をはじめとするグローバルでBEMS事業を展開している。2011年の売り上げは、1600億円に達する。ビルディング事業部の指原洋一バイスプレジデントは、「電力供給のひっ迫によって、日本でもBEMSのニーズが高まっている。『SmartStruxure』を商材に、早い段階で市場を開拓したい」と述べる。

 指原バイスプレジデントは、国内のBEMS市場を現時点で2500億円とみている。「国の補助金などによって刺激を受け、向こう10年で4000億円に拡大することが予測される」という。「今後、BEMSツールをITと連携し、ビルのデータをERP(統合基幹業務システム)で管理・分析することができる仕組みを実現したい」と展望を語る。(ゼンフ ミシャ)