日本マイクロソフト(樋口泰行社長)は、企業向けITシステム管理ソリューション「System Center 2012 Service Pack 1(SP1)」と、クラウド型PC管理サービス「Windows Intune」の最新バージョンの提供を開始した。サーバー向けOS「Windows Server 2012」に対応し、ユーザーのITシステム管理を効率化してコスト削減に寄与する。

 前バージョンからハイブリッドクラウド環境への対応を強化。ユーザー企業のサーバーやパブリッククラウドサービス、プライベートクラウドサービス、サービスプロバイダのホスティングサービスなど、企業が利用するさまざまな形態のIT環境を一元管理できる。

 「System Center 2012 SP1」と「Windows Intune」を連携させることで、パソコンやスマートデバイスなど、さまざまな端末を一つの画面上で管理する。BYOD(私物端末の業務利用)でも、必要なアプリケーションやデータを安全で効率よく利用できる。

 「System Center 2012 SP1」のラインアップと参考価格(1ライセンス)は、1台の物理サーバー上で二つまでの仮想OS環境(OSE)を管理できる「Standard」18万8100円、1台の物理サーバー上で無制限のOSEを管理できる「Datacenter」が51万2400円。「Windows Server 2012」とのスイート製品も用意し、1ライセンスにつき5%、25ライセンス以上で20%値引きする。

 「Windows Intune」は、従来のデバイス単位の課金からユーザー単位の課金に移行する。1ユーザーあたりの基本参考価格は490円/月、保証付きで900円/月。1ユーザーあたり5台までのデバイスを管理できる。

 販売体制は、エンタープライズ営業本部内に専門知識をもつスペシャリストを集めた約100人のセールスチームを設置する。パートナーのソリューション・プロバイダ19社へのトレーニングも積極的に進める方針だ。

 1月21日に開催した説明会で、サーバープラットフォームビジネス本部長の梅田成二業務執行役員は「Windows Server 2012」の販売動向に言及。「前バージョン『Windows Server 2008』発売後の同時期に比べ、導入数は21%増、評価版ダウンロード数は約4倍と、非常に順調に推移している。仮想化関連の機能を強化していることが評価されている」とした。(本多和幸)

パートナーのソリューション・プロバイダ19社

サーバープラットフォームビジネス本部長の梅田成二業務執行役員