ソリトンシステムズ(鎌田信夫社長)が、1月31日、都内で「ソリトン・テクノロジー・フォーラム2013」を開催した。企業の経営層やIT戦略の責任者などを対象に、スマートデバイスのビジネス利用でのセキュリティ対策や、BYOD(個人端末の業務利用)のためのIT環境設定のあり方などについて、関連ソリューションとあわせて解説。オンライン中継を合わせて、約850人が聴講した。

 ソリトンシステムズの講師は、スマートフォンを業務用に使うときのリスクとして、「強力な通信機能をもつというメリットが、システム管理部門の管理下にないIT機器の利用、いわゆる『シャドーIT』につながり、情報漏洩に発展してしまう可能性がある」と指摘。スマートフォンを業務システムに組み込むためには、まず「シャドーIT」の排除が必要だと説明した。

新たなソリューションの市場投入を示唆した鎌田信夫社長

 「シャドーIT」排除の基盤については、デジタル証明書を用いたネットワーク認証の有効性を強調。「ID&パスワード方式の認証では禁止デバイスでの社内ネットワークへのアクセスを規制できない」として、この課題に対応するセキュリティ製品として、オールインワン認証アプライアンス「NetAttest EPS」などを紹介した。

Mobile & IT Security事業統括本部の橋本和也執行役員は市場のニーズと製品展開を説明

 セキュリティ市場のニーズとソリトン製品の展開について方針を説明したMobile & IT Security事業統括本部の橋本和也執行役員は、「スマートデバイスの業務利用を前提に、多様なセキュリティ製品群を整備してきた。『NetAttest EPS』の2012年度の売り上げは2010年度比で50%増となるなど、いい結果が出ている。今後は、複数のプラットフォーム、複数のデバイスに即時に対応可能な製品を開発・提供していく」とした。最後に登壇した鎌田社長も、「ものづくりのメーカーとして『ぶっちぎりの商品』をつくる」と話し、近く新たなソリューションを市場に投入することを示唆した。(本多和幸)

会場とオンライン中継、合わせて約850人が聴講した