リコー(近藤史朗社長)は、オフィス内をはじめ、さまざまな場所での会議や打ち合わせなどコミュニケーションを円滑にする「リコー インタラクティブ ホワイトボード D5500」を2月5日に発売した。同社では、この製品をもとに新しい会議スタイルを提案。テレビ会議システムとの連携によって、離れた拠点間で内容の濃い会議が実現できるツールとしてアピールし、2013年度(14年3月期)に1800台の販売を目指す。

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マーケティング
グループ
稲垣淳也氏
 「D5500」は、パソコンやタブレット端末、スマートフォンなどを接続することによって、一つの画面で会議や打ち合わせを実施できる製品。特定のOSに依存していないことから、WindowsやMac OS、iOSを搭載した端末を接続することができる。単に端末内のデータを共有して話し合うだけでなく、電子ペンで書き込んで、その会議結果を保存することもできる。独自開発のコントローラの内臓によって電源を入れるだけで、すぐに書き込みが開始できるほか、ペンの追従性を高めてアナログのホワイトボードのような書き心地を再現して誰でも直感的に操作できるようにした。

 電源をオフにすると、表示していた資料や書き込んだ内容を自動的に消去するなど、データの消し忘れによる情報漏えい防止を実現している。グローバルマーケティング本部テクノロジーバリューマーケティングセンター第三プロダクトマーケティング室PJSマーケティンググループの稲垣淳也氏は、「他社製品の場合、端末にドライバをインストールしなければならないが、その必要がなく、しかも電子ペンで簡単に書き込めて気軽に使えることが差異化につながっている」と自信をみせる。

遠隔でのコミュニケーションを活性化する「インタラクティブホワイトボード D5500」

 また、テレビ会議システムと連携できるようにしており、複数の拠点で会議が行える。「製造業が本社と工場をつないで、図面を使って製品開発を進めることや、大学同士で研究成果を議論することが実現できる」としている。

 販売は、同社が構築しているプリンタなどの事務機ディーラーを通じて拡販を図る。「ホワイトボードをもっている企業に対して、置き換えを提案していく」との考えを示す。また、将来的にはクラウドサービスとの連携で提供することも視野に入れる。(佐相彰彦)