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クレッシェレグループ ラオスにオフショア開発会社を設立 ベトナムの低コストに対抗
2013/04/04 18:31
週刊BCN 2013年04月01日vol.1475掲載
坪野祐弘
代表取締役
また、ラオス国立大学の敷地内にあるJICAが支援するインキュベーションセンターに、AMZ・CRESCEREのラボを設置。現在、ラオスでは1年間で平均300人がIT関連技術者として輩出されているが、ラボを置くことは人材の増加に寄与することになる。大学で実践的なIT教育を行うためのカリキュラムの策定にもクレッシェレグループが携わることで質の高い人材を輩出し、彼らを「AMZ・CRESCEREで採用していく」との方針を示している。
さらに、ラオス初のポータルサイト「Lao gogo」を立ち上げて、日常生活に役立つ情報も提供していく。
このサイトでは、地元ユーザーが気軽に情報を収集できるコンテンツの充実に力を入れる。ラオスでは、スマートフォンやWi-Fiの普及が都市部を中心に進む一方、情報媒体が限られているのが実状だ。そこで、「ラオスで最も多くのユーザーがアクセスするポータルサイトとして成長させていく」としている。
ラオスは、「インフラなど、IT化に関しては日本の25年前と同じ状況」という。ただ、国費で日本に留学できる制度があり、IT人材の輩出については力を入れている。このような状況から、日系IT企業初のラオス進出は、低コストで優秀な人材を確保して、大きく成長する可能性がある。(佐相彰彦)
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