国内SIerのオフショアソフト開発が転換期を迎えている。強まる円安傾向や、最大の発注先である中国の人件費の上昇、日本国内の開発案件の伸び悩みなどに阻まれ、「このままでは、従来型のオフショア開発は成り立たなくなる」(大手SIer幹部)と危機感を強める。国内最大手のNTTデータは、人件費がより安いベトナムやミャンマーでの開発体制の整備を進めるものの、一方で「考え方の抜本的な見直しが不可欠」(NTTデータミャンマーの小林義幸取締役)として、ただ人件費の安さだけを求めるのではなく、アジア成長市場を舞台に、経済圏やプロジェクト単位での補完体制の確立を進めていく方針だ。(安藤章司)