【北京発】中国のサービス商材をテーマとした見本市「中国(北京)国際服務貿易交易会(京交会)」が、5月28日、中国・北京で開かれた。情報サービス業や流通・サービス、コンテンツなどをテーマとした見本市で、今年が第2回。広州で開かれる有名な見本市「中国進出口商品交易会」が主に物品を対象にしているのに対し、京交会はサービスを対象としている。

 京交会に参画している中国服務貿易協会は、「中国文化産業投資および貿易国際大会」と題したパネルディスカッションを開催。中国文化部外聯局の趙海生副局長は、「コンテンツ産業には国内外の活発な交易が欠かせない」と、中国のコンテンツ産業の発展に向けて海外市場との連携を重視する姿勢を示した。6月1日まで開催する。

中国(北京)国際服務貿易交易会(京交会)で開催された中国文化産業投資と貿易国際大会

 足下の状況をみると、例えば、米国のコンテンツ関連における著作権ビジネスの世界シェアは46.4%に達しているが、中国は1%程度。発展の余地は大きい。中国は京交会では、サービス商材の積極的な海外輸出に力を入れることで、コンテンツ産業でも世界シェアの拡大に努めていく考えだ。

 別会場では、大手企業の本社オフィスが密集する北京中心部「北京商務中心区(CBD)」のスマートコミュニティ化の推進についてや、ネット通販をはじめとするEC産業に関するテーマを議論している。世界の工場として経済発展を続けてきた中国だが、近年では国内消費市場の拡大に伴ってサービス業が急速に拡大。「京交会」は、こうした中国国内市場のニーズを反映するかたちで、意見交換や国際的なサービス商材の商談が活発に行われている。(安藤章司)